電子書籍を出版することのメリットとは?

電子書籍

商業出版に比べると、今までそれほど注目されていなかった電子書籍。しかし、最近では、電子書籍にKindle Unlimitedのようなサブスクモデルが登場したこともあり、その普及が一気に広がりました。それにともない電子書籍を読む人、出版する人が増えています。

今回は、電子書籍を出版することのメリットについて、お伝えしていきます。

個人ブランディングにつながる

電子書籍は、ブログやSNSよりも影響力を持つことができます。それは、電子書籍であったとしても、あなたが本を出版することで、本のテーマの「専門家」「先生」として見てもらえるからです。

あなたが何かを学んだり、話を聞こうと思ったときに、同じような経歴で、一人は本を出版している人、もう一人は本を出版していない人がいたとしたら、どちらの人を選びますか?

多くの人は、本を出版している人の話を聞きたい、学びたいと感じます。つまり、同じことを学ぶのであれば、本を出版していることで、権威性や専門性がある人という印象を他の人に与えることができるのです。

また、本を出版することで、名刺やプロフィールなどに著者としての肩書を入れることもできます。出版しているというと、なんとなくカッコよく見える気がしませんか?

私は電子書籍を何冊か出版したり、プロデュースしていますが、その影響力には驚いています。電子書籍でも本を出版したことに対しての評価は、かなり高めです。

「出版、おめでとうございます。」

「出版するなんて、すごいですね!」

と声をかけてもらうことが多くありました。

また、プロデュースをお手伝いした人からは、「自分でも出版できるなんて、思ってもいませんでした。こんな形になって感激です。」と、うれしい言葉をかけていただくことができています。

実績がない人は電子書籍出版をすることで実績ができる

「実績がないので本を出版することができません。」

「実績がないので、稼ぐことができません。」

と言われる方にもぜひおすすめしたいのが、この電子書籍出版です。

「Amazon Kindleでベストセラーになった著者」と聞いたらすごい人と思いませんか?しかし、実は電子書籍を出版している人にとっては、これはコツを踏めばそれほど難しいことではありません。

他の媒体で取り上げられるのは難しいかもしれませんが、電子書籍は出版することですぐに実績ができてしまうのです。私は今までブログでの情報発信を行っていましたが、電子書籍出版をしてから、まもなく専門誌のコラムの執筆を依頼されるようになりました。

ほぼ書いている内容は同じなのですが、ブログとして出すものと、電子書籍にまとめることでは、大きな違いがあるのです。自分で情報発信することも大切ですが、発信する媒体は、長く運営しているもの、情報がしっかりしているものが上位に上がります。そのため後発組は、それなりの時間やお金をかけないと、なかなか人の目につくところまでたどり着くのが大変です。

しかも電子書籍を出版すると、Amazonという大きな媒体に掲載されます。そのためあなたの名前を見つけるのは、普通にブログから探すよりも、グッと簡単に見つけることができます。大きな媒体に掲載されるということは、それだけ人も集まりますし、その影響力は想像しているよりも大きなものとなります。

そして、それらの点が線となってつながることによって、他のところから依頼を受け、さらに実績を積むのに大いに役立ちます。

また、Kindleにはカスタマーレビューという機能があります。ここに高評価が集まることやレビューがされることも実績につながります。たとえ有名でない、名前を知らないような人でも、レビューで「役にたった」とか、「勉強になった」という書き込みがあれば、すごい人だな、ブログやメルマガを読んでみようかなという気持ちになる人も多いものなのです。

ちなみにKindleのカスタマーレビューは、購入者が率直な感想を書き込む場となっていますし、誰でも見られるところに公正に評価されているので、見ている人にとっても安心感を与えるものとなっています。

信頼関係を築きやすい

電子書籍は信頼関係を築きやすいと言われます。どうしてでしょうか。

それは、電子書籍を出版する時点で、すでにあなたはある分野の「専門家」や「先生」となっているからです。そして、それを伝える資格があることを、本を出版することによって示すことができているからです。

あなたが何かにお金を払おうと決めるときに、決め手となるのはどんなことか、ちょっと考えてみてください。もちろん、金額やそれに見合った成果が出るということもあると思いますが、この人に教えてもらえば、この人の言うことなら成功しそうだ、大丈夫そうだという信頼が大きいと思いませんか。

どんなによいものだったとしても、最終的にはそれに関わっている人が信頼できるかどうかということを基準にして購入する人は少なくありません。本を購入してくださった人は、電子書籍を通して、あなたの考え方や伝え方、この著者は信頼できそうな人物なのかを判断しています。

電子書籍を購入してもらう、それは、たとえ読み放題だっとしても、その時には信頼できる人と判断されたということになります。また、その本を読み終えてもらうことができたのであれば、さらにお客さんとの関係は強くなっています。

伝えたいことをしっかり伝えることができる

また、電子書籍を出すことの魅力は、こちらが伝えたいことを、伝えたい順番に伝えることができるということです。そのため読者が濃いファンになりやすいのです。

ブログなどで同じような内容を発信していたとしても、1つのブログ記事で伝えられることには限界があります。また、テーマなどを分散させざるを得ないので、どうしても伝えたいことを全て伝え切るには難しいことがあります。

しかし、電子書籍では、あなたが読者に伝えたいことをしっかりと伝えることができます。1つのテーマについて、あなたの意見を伝えるとともに、ブログなどで入っている広告などで気を散らされることもありません。電子書籍は、読み手に落ち着いた状況で読んでもらうことができるのです。当然、あなたの考えを理解してもらいやすくなります。

そして、一度本を購入してお客さんとなってくれたのであれば、他にもあなたが提供するサービスや商品を購入する可能性も高くなります。高い商品をいきなり出されると購入することをためらってしまうことは多いのですが、少額の商品を一度でも購入したことがあると、次に購入するときには、そのハードルはぐっと下がることになります。

集客につなげることができる

電子書籍はスマホやタブレットで読まれることがほとんどです。当然、インターネットにつながっています。そのためURLをつけてリンクを貼ることができます。電子書籍を読んで、この人、この企業、このサービスの情報をもっと知りたいと思ってもらえれば、電子書籍から直接商品やサービスを見てもらうことができます。

また、今すぐに購入しない人であっても、商品やサービスを知ってもらうことや、お客さんの抱えている問題や、困りごとを解決し、お客さんのニーズを満たし、ファンやリピーターになってもらうこともできるのです。

Amazonという強力なサイトを活用して紹介ができる

あなたは何かを購入する時、Amazonで検索することはありませんか。今や、何かを購入する時に多くの人がAmazonで検索してから購入する時代になっています。

つまり、Amazon自体が、すでにたくさんの人が購入するときに検索して、検討したり、購入を決めたりするサイトになっているということです。人が集まっているサイトの影響力の大きさは、あなたも容易に想像がつくでしょう。

また、基本的に、一般的な検索サイトで情報収集している人は、無料で情報を収集することを目的としていることが多いですが、Amazonで検索している人は、有料で情報収集しようとしている人です。当然ながら、どちらの人が真剣に情報を読んでくれるかは、簡単にわかると思います。

まとめ

ここまで、電子書籍のメリットをお伝えしてきました。もちろんリアルの本のほうが権威性はあるかもしれませんが、それでも電子書籍のメリットやその威力は大きなものがあります。

「電子書籍出版したいな~」と思われたのであれば、すぐに出版することをおすすめします。電子書籍を出版する人が増えてきているので、以前と比べるとランキングを獲得するのも難易度が上がってきているからです。

以前は、「電子書籍を出版すると商業出版は出せない。」と言われていました。しかし、今は、電子書籍で出版して有名になった著者が商業出版の声がかかることも珍しくありません。メリットはたくさんあるけれど、私にはデメリットになることは思いつきません。

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